悲しみを越え地球が一つのわが家になれるように。

あしなが育英会とヴァッサー大学(米国ニューヨーク州)は今年の3月、アフリカ、アジア、北米、ヨーロッパの四大陸を音楽で一つにする特別共同公演「世界がわが家」を仙台と東京で開催します。ウガンダの現地NGO「あしながウガンダ」が運営する“寺子屋”で基礎的な教育を受けている子供たちによる歌と踊り、ヴァッサー大学コーラス部(聖歌隊)のメンバーによる合唱、2011年3月11日に発生した東日本大震災・津波によって壊滅的な被害をこうむった東北地方の子供たちによる伝統的な和太鼓演奏が披露されるこの公演を演出するのは、「レ・ミゼラブル」や「ニコラス・ニクルビー」などのブロードウェイ・ミュージカルを演出しトニー賞を受賞した有名な英国人演出家、ジョン・ケアード氏です。
この空前のイベントは、小説「あしながおじさん」の著者ジーンウェブスターの母校であるヴァッサー大学と、今も読み継がれているその小説から名前と着想を得た「あしなが育英会」の間に強まる協力関係のもと、両者が踏み出す新たな一歩を象徴するものです。今年は、1914年にブロードウェイでミュージカル「あしながおじさん」が初演されてから、ちょうど100年になります。
「世界がわが家」はあしなが育英会が現在取り組んでいる親を亡くしたアフリカの子供たちの支援をするプロジェクト(アフリカ遺児教育支援)に関連していますが、「すべての子供に教育を(教育の機会の大切さ)」というあしなが育英会とヴァッサー大学が共有するより壮大なビジョンにもとづいて行われます。同時に、東日本大震災で亡くなった方たちの鎮魂と被災した方々を少しでも励ましたいという思いも込められています。
 

開催場所
2014年03月13日 仙台公演 東北大学川内萩ホール

2014年03月20日 東京公演 新宿区立新宿文化センター
2015年06月08日 アメリカニューヨーク州ポキプシーヴァッサー大学
2015年06月10日 アメリカニューヨーク Jazz at Lincoln center
2015年06月12日 アメリカワシントン Warner theater
2015年06月20日 練馬文化センター こぶしホール
2016年08月23日 ウガンダカンパラNdere Culture Center



 
 
千葉秀は日本チームの制作として
千葉響・千葉玲音は出演者として参加しました